こんにちは^^
先週実家に寄った際に母と話していて思い出した話を。
私の実家は祖母の家から歩いてすぐで、祖母は民宿を営んでおりました。
お客さんの多い日などは母は手伝いに行っていて、夜ご飯は祖母の家で食べたりしていました。22時くらいに母におんぶされて帰る、そんな幼少期。
母は私が疑問に思って聞くことに、よく他愛もない嘘をつく人でした。
例えば、山のてっぺんに道路の標識のようなものが見えて
「あれは何?」 と聞くと
「あれは、近くに柿の木があって実を食べに来たカラスを叩くものだよ」
とか・・・。 いや、電波塔の類だろが、、、って大きくなってから気づく。
他にもあったのですがくだらなすぎて忘れた。
で、秋深まった寒い夜、いつものごとく母におんぶされての帰り道。
川向うの田んぼの山際でボーっと光る炎のようなものが見えました。ゆらゆら動くのではなくて、ボーっと進む感じ。色はオレンジっぽい。青白くは無かったです。
私は母に聞きました。
「あれは何?」
「あれは火の玉だよ、近くに火葬場があるからね、お母さんの小さい時はもっと飛んでたわ」
私は怖くて、声も出せず母の背中で目をつむりました。
その話をだいぶ大きくなってからしました。
そしたらね、
「は? 火の玉なわけないやろ(笑) 道路の電灯や(笑)」
こらーーーー、またかよ!って思いましたっけ。
でもね、更に大きくなって気づきましたよ。
私の見た田んぼも山際の道路も、
電灯なんか一本も無いんですがね・・・・・。
確かに昔の火葬場がありましたが、見える場所では無いし、リンの青白さとも違うし、火の玉では無かったんじゃないかな。
調べたら、狐の嫁入りの先頭が持つ松明の明かりが山際に昔は良く見えたんだとか。
そして、狐の嫁入りは夜に行われるそうです。
多分、あれは狐の嫁入り^^